竜頭蛇尾
(りゅうとうだび)
頭はりっぱな竜であるのに、尾は貧弱な蛇であるという意味から、転じて、始めは勢いがよいが、終わりはしりすぼみで勢いがなくなってしまうことをたとえていう。「りょうとうだび」とも読む。
『五灯会元(ごとうえげん)―七』に、「師挙下六祖道中不二是風動一、不二是幡動一、仁者心動上、乃曰、大小祖師、竜頭蛇尾」と記されている。
〔例〕「大きなことをいっても、結局は竜頭蛇尾で終わってしまう」とか、「きみの企画案を聞いていると、はじめはおもしろいんだが、竜頭蛇尾というか、だんだんしりつぼみになってくるんだね」などのように使う。
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竜の水を得たるがごとし
(りゅうのみずをえたるがごとし)
水を得た竜が昇天するように、所と場所を得て大いに活躍することをいう。
〔類〕竜に水
〔出〕沙石集(しゃせきしゅう)
〔会〕「彼女、部署が変わってから、人が変わったように仕事に打ち込んでるね」「もともと頭のよい子だったけど、あの活躍は、まさに竜の水を得たるが如(ごと)しだね」
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上昇気流に乗る
(じょうしょうきりゅうにのる)
運が向いてきて、その勢いのままに物事が好調に運ばれるさま。「昨年秋あたりから上昇気流に乗ったのか、商売も次々に当たってうまくいっています」
〔語源〕上昇する大気の流れに乗る意から。
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