一気呵成
(いっきかせい)
一気に文章を書き終えたり、作品をつくり上げたりすること。たいへん早く仕事をなしとげること。「呵」は、息を吐きかけるという意味で、「一気」は、一呼吸のこと。「一気呵成」は、こおりついている筆に息を吐きかけて温め、ひといきに文章を書き上げるということ。
〔例〕スピーチや会話では「一気呵成に」という形で使うことが多く、「このレポートを一気呵成に書き上げました」とか、「人員を増やして工事を一気呵成に完成させるよう考えてください」などという。また、「本日は晴天の下で創立20周年記念の運動会が開会でき、まことにありがとうございます。じつは昨日雨が降ったこともあり、準備が間に合うかと心配しておりましたが、今朝早くから大会運営の委員全員が出そろい、一気呵成に準備を整えて、このようにりっぱな会場がつくられました。心から感謝を申し上げるしだいです」などと使う。
◆その他の四字熟語はこちら!【スピーチに役立つ四字熟語辞典】
破竹の勢い
(はちくのいきおい)
竹は節に一つ割れ目を入れると、つぎつぎに割れてゆくことから、止めようもないすさまじい勢いをいう。
〔出〕北史(ほくし)
〔会〕「新人の荒井投手、前評判どおりの活躍だね」「ああ。デビュー戦から土つかずの10連勝。まさに破竹の勢いだね」
◆その他のことわざはこちら!【会話で使えることわざ辞典】
打って出る
(うってでる)
(選挙などの候補者として)自分から進んで出る。また、華やかな活動の場に出ていく。「いよいよこんどの選挙では、あなたが打って出る番ですよ」
〔語源〕戦いの場に威勢よく進み出る意から。
◆その他の慣用句はこちら!【ルーツでなるほど慣用句辞典】