草茅危言
(そうぼうきげん)
在野にあって政治に対して鋭い批判を浴びせること。「草茅」は、「くさ」と「かや」の意味から転じて、在野、民間という意味。「危言」は、わが身の危険をかえりみず、びしびしと苦言を述べること。
〔例〕「あの方が草茅危言の士として、みなさんから敬意の念をもってみられている評判の政治評論家です」と使ったり、「草茅危言、寸鉄人を刺す論客が健在の世の中は正常です」などと使ったりする。
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疲馬は鞭すいを畏れず
(ひばはべんすいをおそれず)
(「疲馬」は疲れた馬、「鞭すい」は鞭(むち)) 疲労しきっている馬は、鞭で打たれることを恐れず、また命令にも従おうとしないように、貧しく疲れている民衆は、厳しい刑罰などものともせず、果敢に反逆するものであることをいう。
〔類〕疲馬鞭を驚かず
〔出〕塩鉄論(えんてつろん)
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声なき声
(こえなきこえ)
人々の表立たない意見。「積極的な企業誘致も結構だが、市は乱開発を危惧(きぐ)する市民の声なき声にも耳を傾けて慎重に進めるべきだ」
〔語源〕「声として聞こえない声」の意。「声」は、ここでは、意見の意。「庶民の声」「批判の声」などと使う。
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