夏炉冬扇
(かろとうせん)
夏のいろり、冬の扇子ということから、役に立たないもの、無用の物事をたとえていう。
『論衡(ろんこう)―逢遇』に、「作二無レ益之能一、納二無レ補之説一、以レ夏進レ鑪、以レ冬奏レ扇」とあるところから。
〔例〕「大石くんの研究テーマは夏炉冬扇のようなものだと言われ続けてきたが、新製品の開発につながった」などと使ったりする。
〔類〕冬扇夏炉(とうせんかろ)
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無芸大食
(むげいたいしょく)
食べることだけは一人前だが、これといって人に見せるほどの芸は何もないことをいう。
〔出〕歌舞伎(かぶき)・菊模様法の燈籠(きくもようのりのとうろう)
〔会〕「あいつは食うことだけは一人前だが、あとはなんにも取り柄がないんだよな」「無芸大食とはよくいったもんだ。まさにあいつのことだよな」
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不用の用
(ふようのよう)
役に立たず無駄であると思われるものが、かえって役に立つものであるということ。「何かと言われながらも、ある人にとっては生活リズムの区切り、ストレスの解消など、たばこは不用の用とでもいうべきものだ」
〔類〕無用の用
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