合縁奇縁(あいえんきえん)
愛多ければ憎しみ至る(あいおおければにくしみいたる)
会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ)
青菜に塩(あおなにしお)
空き樽は音が高い(あきだるはおとがたかい)
秋の空は七度半変わる(あきのそらはななたびはんかわる)
悪事千里を行く(あくじせんりをゆく)
朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
浅瀬に仇波(あさせにあだなみ)
朝寝坊の宵っ張り(あさねぼうのよいっぱり)
朝に紅顔ありて夕べに白骨となる(あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる)
足を知らずして靴を為る(あしをしらずしてくつをつくる)
仇野の露 鳥辺野の煙(あだしののつゆ とりべののけむり)
頭動けば尾も動く(あたまうごけばおもうごく)
新しい畳でも叩けばごみが出る(あたらしいたたみでもたたけばごみがでる)
あの世の千日この世の一日(あのよのせんにちこのよのいちにち)
あまり円きは転び易し(あまりまろきはまろびやすし)
雨塊を破らず(あめつちくれをやぶらず)
新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
合わぬ蓋あれば合う蓋あり(あわぬふたあればあうふたあり)
鞍上人なく鞍下馬なし(あんじょうひとなくあんかうまなし)
鋳掛け屋の天秤棒(いかけやのてんびんぼう)
生き身は死に身(いきみはしにみ)
行く行くの長居り(いくいくのながおり)
意見と餅は搗くほど練れる(いけんともちはつくほどねれる)
石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
石部金吉金兜(いしべきんきちかなかぶと)
一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)