しかし、その内容は同レベルの問題性を有しています。「身の丈」発言に続いて「端境期」発言を行った萩生田文科相には、どうも自らが教育行政のトップとして「教育の機会均等」(教育基本法第4条)を守るという意識が欠けているようです。「身の丈」発言がなぜ批判されたのか、その意味が分かっていないのかもしれません。これでは教育行政のトップで仕事をする資格はありません。
現在の文部科学省は、「英語民間試験の活用」や「国語・数学の記述式問題」など問題だらけの大学入学共通テストに加えて「高等教育無償化」という「ウソ」をつき、若者たちを騙しているかのように思えます 。教育行政がそんなことをしていてはいけません。教育行政の原則は、何よりも「若者のミカタ」であるべきです。