千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰ゆ(せんじょうのつつみもろうぎのけつをもってついゆ)
前轍を踏む(ぜんてつをふむ)
船頭多くして船山へ上る(せんどうおおくしてふねやまへのぼる)
千日の萱を一日(せんにちのかやをいちにち)
千里の堤も蟻の穴から(せんりのつつみもありのあなから)
千慮の一失(せんりょのいっしつ)
大廈の材は一丘の木に非ず(たいかのざいはいっきゅうのきにあらず)
大功を論ずる者は小過を録せず(たいこうをろんずるものはしょうかをろくせず)
泰山は土壌を譲らず(たいざんはどじょうをゆずらず)
大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ)
大事は小事より起こる(だいじはしょうじよりおこる)
大徳は小怨を滅ぼす(たいとくはしょうえんをほろぼす)
玉に瑕(たまにきず)
短気は損気(たんきはそんき)
断じて行えば鬼神も之を避く(だんじておこなえばきじんもこれをさく)
短慮功を成さず(たんりょこうをなさず)
近惚れの早飽き(ちかぼれのはやあき)
知者も千慮に一失あり(ちしゃもせんりょにいっしつあり)
長所は短所(ちょうしょはたんしょ)
長蛇を逸す(ちょうだをいっす)
月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる)
付け焼き刃はなまり易い(つけやきばはなまりやすい)
土仏の水遊び(つちぼとけのみずあそび)
角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす)
爪で拾って箕で零す(つめでひろってみでこぼす)
鶴の脛も切るべからず(つるのはぎもきるべからず)
天を指して魚を射る(てんをさしてうおをいる)
時に遇えば鼠も虎になる(ときにあえばねずみもとらになる)
毒薬変じて薬となる(どくやくへんじてくすりとなる)
鳶に油揚げを攫われる(とびにあぶらあげをさらわれる)