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【今週のことば】蟷螂之斧/一寸の虫にも五分の魂/虫が好かない

集英社辞典編集部編

蟷螂之斧
(とうろうのおの)

かまきりがはさみ(斧)を振り上げて大きな車に向かい、その車輪を切ろうとしたという意味から、弱者が無謀にも強者に立ち向かうことのたとえ。身のほど知らずで向こう見ずな行為をいう。「螳螂之斧」とも書く。
『陳琳(ちんりん)―為袁紹檄予州』に、「欲蟷螂之斧隆車之隧」とある。

〔例〕「いくら調子がいいからといって個人商店が、大手企業の向こうを張ろうとしても、蟷螂之斧だ」などのように使う。

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一寸の虫にも五分の魂
(いっすんのむしにもごぶのたましい)

(ほんの一寸足らずの虫でも、体長の半分の五分の魂をもっているというから)いかに小さくて弱い者でも、それ相応の分別や覚悟をもっている。小さいからといって侮ってはならないという教訓。

〔類〕小糠(こぬか)にも根性/蛞蝓(なめくじ)にも角(つの)/匹夫も志を奪うべからず/八つ子も癇癪(かんしゃく) 
〔出〕天智天皇(てんじてんのう)/俳諧(はいかい)・毛吹草(けふきぐさ)
〔会〕「一寸の虫にも五分の魂だ。いつかかならずあいつらを見返してやるぞ」「そうだ。顔と頭じゃ負けてるから、せめてその意気で頑張れ」

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虫が好かない
(むしがすかない)

これといった理由があるのではないが、なんとなく好感が持てない。「彼とは小さいときからの友達ではあるが、正直のところどうも虫が好かないのです」

〔語源〕(本人の気持ちとは別に)体内の虫が嫌っている意から。ここでの「虫」は、人間の体内にいて、身体や意識・感情にさまざまな影響を与えると考えられたもの。「腹の虫が治まらない」「虫の居所が悪い」などの「虫」がそれ。

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