imidas - 情報・知識&オピニオン

連載

【今週のことば】口中雌黄/空き樽は音が高い/大風呂敷を広げる

集英社辞典編集部編

口中雌黄
(こうちゅうのしおう)

昔、中国で、黄紙に書いた誤字を消すのに雌黄(石黄、砒素の硫化鉱物)を使ったことから、自分の説明の誤りを訂正したり、適切でない表現を直したりすること。
『晋書(しんじょ)―王衍伝』に、「義理有安、随即改更、世号口中雌黄」とある。

〔例〕口中雌黄をよいことに、彼は自説を都合よくかえてしまうが、とんでもないことである」などと使う。

◆その他の四字熟語はこちら!【スピーチに役立つ四字熟語辞典】

 

空き樽は音が高い
(あきだるはおとがたかい)

中空の樽をたたくとカンカンと高い音を立てるが、充実した樽は大きな音は立てない。内容のない軽薄な人にかぎって、おおげさな表現や言動が多いものであるというたとえ。

〔類〕浅瀬に仇浪(あだなみ)/食いつく犬は吠(ほ)えつかぬ
〔会〕「よくしゃべるね、あいつは」「会議が長くなっていけない」「しかも、内容ってものがない」「やっぱり、空き樽(だる)は音が高い、ってやつかね」

◆その他のことわざはこちら!【会話で使えることわざ辞典】

 

大風呂敷を広げる
(おおぶろしきをひろげる)

偉そうに、実行・実現不可能なことを言ったり計画したりする。大言壮語する。「あの人も昔と変わらないな。相変わらず大風呂敷を広げて仲間から飽きられているよ」

〔類〕大口を叩く/法螺を吹く/らっぱを吹く
〔語源〕多くの人の前でとくに大きな風呂敷を広げて見栄(みえ)を張ったことからか。「風呂敷」は、もと、銭湯で脱いだ衣類を包み込むために用いた布。

◆その他の慣用句はこちら!【ルーツでなるほど慣用句辞典】

著者情報

集英社辞典編集部編

関連記事

新着記事

imidasの更新情報をお届けします。