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政治・経済

選挙権年齢引き下げで、どう変わる?

市民性を育む「シチズンシップ教育」への取り組み

林大介(東洋大学助教/「模擬選挙推進ネットワーク」事務局長)

 今回「18歳選挙権」が実現した背景には、憲法改正に必要な国民投票について定めた「改正国民投票法」(2014年6月施行)があります。「改正国民投票法」においては、その投票年齢を4年以内に18歳以上に引き下げることとしており、これに合わせて選挙権年齢も引き下げることを、共産、社民両党を除く与野党でプロジェクトチームがつくられ議論されていました。14年秋の臨時国会で選挙権年齢を引き下げる公選法改正案が提出されましたが、衆議院解散で廃案となり、今回、改めての審議入りとなり、全会一致での可決・採択となりました。
 このように、18歳選挙権実現の背景には「憲法改正」があります。憲法を改正するかどうかを最終的に決めるのは有権者です。国の根幹である憲法の改正について、今までよりも多くの世代が関わることができるようになるということは、それだけ多様な世代が意思表明をし、選択の機会が拡がることになります。
 今を生き、これからの社会を担っていく子ども世代が、より社会に関心を持ち、参加していく機運を高めていくための取り組みを、私たちおとなが積極的にすべき時がきているのです。

著者情報

東洋大学助教/「模擬選挙推進ネットワーク」事務局長

林大介

はやし だいすけ

1976年東京生まれ。法政大学法学部政治学科卒業。大学在学中から、子どもの権利保障に関する活動に関わり、卒業後は、障害児介助員やNPO法人「チャイルドライン支援センター」事務局長、文部科学省生涯学習政策局専門職などを経て、2013年4月に東洋大学助教となる。15年7月からは、世田谷区子ども・青少年協議会委員もつとめる。編著書に『実践シティズンシップ教育 未来を拓く模擬選挙』(悠光堂2013年)など。(2015.10)

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