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【今週のことば】烏兎怱怱/霜を履んで堅氷至る/阿吽の呼吸

集英社辞典編集部編

烏兎怱怱
(うとそうそう)

あっという間に月日がたってしまうこと。古くから中国では、太陽の中に3本足の烏(からす)が住み、月の中に兎(うさぎ)がいると考えられてきた。そこから、太陽を金烏(きんう)といい、月を玉兎(ぎょくと)といって、「烏兎」は太陽と月をさし、転じて、月日、歳月という意味になった。「怱怱」は、あわて急ぐという意味。「烏兎匆匆」とも書く。

〔例〕長く在職した職場を離れる場合のあいさつなどで、「明日で定年退職することになりましたが、入社してから40年、烏兎怱怱の思いでいっぱいであります」などのように使う。

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霜を履んで堅氷至る
(しもをふんでけんぴょういたる)

霜の降りるような季節を迎えると、まもなく堅い氷が張る真冬がやって来る。災いの兆候が見えたら、やがて大きな災いが来ることを覚悟して、準備を怠らぬように心がけよとのたとえ。

〔類〕一葉落ちて天下の秋を知る/堅き氷は霜を履むより至る/霜を見て氷を知る 
〔出〕易経(えききょう)
〔会〕「少しお酒を飲んだだけで目がくらくらするんだ、最近」「霜を履(ふ)んで堅氷至るっていうでしょ。早めに人間ドックで精密検査したほうがいいわよ」

◆その他のことわざはこちら!【会話で使えることわざ辞典】

 

阿吽の呼吸
(あうんのこきゅう)

(相撲の仕切りなど)2人以上で一つのことをするときに気持ちの一致する、微妙なタイミング。「両力士、阿吽の呼吸で、同時に立ち上がった」

〔語源〕「阿吽」は吐く息と吸う息の意。梵字(ぼんじ)の字母で最初の字がア(口を開いて出す音)で、最後がウン(口を閉じて出す音)であることから、「阿吽」は、(1)万物の始めと終わり、(2)寺院の山門の左右にある仁王や狛犬(こまいぬ)の相にもいう。

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