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「1995」再考

セゾン文化

「1995」座談会をより理解する用語集

イミダス編

 西武百貨店などを中心とするセゾングループが展開した、小売業と文化事業を融合させた活動やイメージ戦略のこと。背景には、辻井たかしという作家の顔も持つ同グループの経営者・堤清二つつみせいじの個性があった。
 西武鉄道を中心とする西武グループの創設者であった父・堤康次郎やすじろうが亡くなった後、西武グループは、鉄道グループが堤義明よしあきに、西武百貨店を中心とする流通グループを堤清二にという形で、二人の息子が分担して引き継いだ。
 堤清二率いる西武流通グループは、1970年代から1980年代にかけて「生活総合産業」を標榜し、消費社会の成熟に対応して、百貨店だけでなく、パルコ、ロフト、無印良品、ファミリーマートなど、新しい多様なスタイルの小売業を展開した。コピーライターの糸井重里による「不思議、大好き。」「おいしい生活。」といったキャッチコピーで話題を集める斬新なイメージ戦略も展開。事業の拡大で傘下企業も100社を超え、1990年にはセゾングループと改名した。
 堤はまた、文化事業に熱心で、1975年には西武百貨店のなかに「西武美術館」(後のセゾン美術館)を開設し、海外の現代アートを積極的に紹介した。他にも「西武劇場」(後にPARCO劇場)、アート専門書店「アール・ヴィヴァン」、レコードショップ「WAVE」、映画館「シネ・ヴィヴァン・六本木」、書店「リブロ」などを展開し、先端的な思想、映画、演劇、美術、音楽の発信拠点を提供した。
 しかし1990年代に入ってバブルが崩壊すると、セゾングループも業績が低迷、傘下の企業の売却を進めて解体していった。堤は1991年に引退し、2013年に86歳で亡くなった。堤が辻井喬名義で発表した小説は、谷崎潤一郎賞や野間文芸賞を受賞するなど高い評価を受けた。

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イミダス編

いみだすへん

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