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縦型ショートドラマ

イミダス編集部

 スマートフォンを縦向きにしたまま視聴することに特化した短尺ドラマ。1話1分から数分程度のエピソードからなるシリーズ形式が多く、「縦型ドラマ」「ショートドラマ」などとも呼ばれる。通勤・通学などの「スキマ」時間でも手軽に視聴できることから、「タイパ」を重視する若者を中心に広がった。

 コロナ禍の中国で、ショート動画プラットフォームの普及とともに市場が急伸した。視聴データを分析し、視聴者の反応や嗜好を企画・制作へ素早く反映させる手法も特徴の一つとなっている。

 日本でも、TikTokやYouTubeショート、Instagramリールなどショート動画の視聴が定着したことを背景に普及。2022年に提供を開始した「BUMP」など、縦型ショートドラマを扱うサービスも相次いで登場した。

 全国の13~69歳5021人を対象に、株式会社フィールドワークスが実施した「映像メディアユーザー実態調査2026」によると、縦型ショートドラマの認知率は49.2%、視聴経験は12.1%だった。

 市場の拡大に伴い、制作主体も広がりを見せる。個人クリエイターや映像制作会社だけでなく、企業が商品やサービスのPRにショートドラマを活用する例が増えた。また、既存のテレビ局でも縦型ショートドラマの制作や配信を進めており、専用の配信サービスを立ち上げるほか、海外事業者との共同制作も行われている。

 こうした広がりを受け、政策面での支援も進む。経済産業省は、新たなコンテンツやIPの創出・事業化を支援する取り組み「IP360」において、「縦型ショートドラマ」関連の事業も支援対象の一つに位置づけるなど、新たな映像コンテンツの育成を後押ししている。

 そんな中、2027年3月開催予定の第4回北九州国際映画祭では、若手クリエイターを対象とする「縦型ムービー部門」を新設。スマートフォンの縦画面に最適化した9:16のアスペクト比で、1話3分以内という条件で作品を募集する。SNS発の映像形式だった縦型動画が、映画祭でも独立した表現ジャンルとして扱われるなど、その裾野は広がりを見せている。

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イミダス編集部

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