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【今週のことば】儋石之儲/貧乏神の渋団扇/懐が寒い

集英社辞典編集部編

儋石之儲
(たんせきのもうけ)

ごく少量の穀物の蓄え。転じて、少額の貯蓄のことをいう。「石」は、昔の中国で使われていた量目の単位。「儋石」は、2石、人がかつぐことができるほどの量。
『漢書(かんじょ)―揚雄伝』に、「家産不十金、乏無儋石之儲、晏如也」とある。

〔例〕「恥ずかしながら儋石之儲で、とても新築住宅を買うことなどできない」などと使う。
〔類〕儋石之貯(たんせきのたくわえ)

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貧乏神の渋団扇
(びんぼうがみのしぶうちわ)

(「渋団扇」は柿渋(かきしぶ)を塗った団扇) 貧乏神は渋団扇を使って、ますます貧乏人をあおりたてることをいう。

〔会〕「買ったかい、宝くじ」「ああ、これで一気に借金を返そうと思ってね。有り金全部はたいたさ」「それで……」「きれいに外れたよ。まさに貧乏神の渋団扇(しぶうちわ)。今月どうやって暮らそうかなあ」

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懐が寒い
(ふところがさむい)

持ち合わせの金銭がない。「懐が寂しい」ともいう。「給料前で懐が寒いので、今日はどこにも寄らずにまっすぐ帰ろう」

〔語源〕「懐」は、所持金。「寒い」は、心細く貧弱なさまをいう。所持金がたっぷりあれば「懐が暖かい」、不当な方法で利益を得ることを「懐を暖める」「懐を肥やす」という。

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