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連載

必殺! 困った時のフランス人

雨宮処凛(作家、活動家)

 この国の女性がそんな不毛な努力を続け、「若くなければ無価値」という暴力に晒される一方で、未熟ではなく「成熟」が、経験値の低さより「経験値の高さ」が、そして無知より「知性」こそが女性の魅力となるフランス。こうして比較すると、日本の多くの男性(主にオッサン)は、それほどに自分に自信がないのだろうかと心配になってくる。もちろん、そうでない日本の男性もたくさん知っているが。
 ということで、アメリカの女性誌の「脱アンチエイジング宣言」から考えた女性の魅力についての国際比較。
 ちなみに私は20代の頃より、今のほうがずっとずっと生きやすい。自意識過剰で何がしたいのかもわからなくて、自分のことが大嫌いでとっ散らかっていた若い頃よりも、42歳の今の自分のほうがよっほど好きだ。年を重ねることって、悪いことでもなんでもなくて、私にとってはいいことだらけだ。少なくとも、20代にだけは戻りたくない。
 ということを、「若くない」女性たちがもっともっと発信していくべきなのだと、改めて思ったのだった。

次回は10月4日(水)の予定です。

著者情報

作家、活動家

雨宮処凛

あまみや かりん

1975年、北海道生まれ。作家、活動家。反貧困ネットワーク世話人。バンギャル、右翼活動家を経て、2000年に自伝的エッセー『生き地獄天国』でデビュー。自身の経験から、若者の生きづらさについて著作を発表する傍ら、イラクや北朝鮮へ渡航を重ねる。その後、格差や貧困問題について取材、執筆、運動を続ける。『生きさせろ! 難民化する若者たち』でJCJ賞受賞。著書に『一億総貧困時代』『「女子」という呪い』など多数。

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