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連載

必殺! 困った時のフランス人

雨宮処凛(作家、活動家)

 この国の女性がそんな不毛な努力を続け、「若くなければ無価値」という暴力に晒される一方で、未熟ではなく「成熟」が、経験値の低さより「経験値の高さ」が、そして無知より「知性」こそが女性の魅力となるフランス。こうして比較すると、日本の多くの男性(主にオッサン)は、それほどに自分に自信がないのだろうかと心配になってくる。もちろん、そうでない日本の男性もたくさん知っているが。
 ということで、アメリカの女性誌の「脱アンチエイジング宣言」から考えた女性の魅力についての国際比較。
 ちなみに私は20代の頃より、今のほうがずっとずっと生きやすい。自意識過剰で何がしたいのかもわからなくて、自分のことが大嫌いでとっ散らかっていた若い頃よりも、42歳の今の自分のほうがよっほど好きだ。年を重ねることって、悪いことでもなんでもなくて、私にとってはいいことだらけだ。少なくとも、20代にだけは戻りたくない。
 ということを、「若くない」女性たちがもっともっと発信していくべきなのだと、改めて思ったのだった。

次回は10月4日(水)の予定です。

著者情報

作家、活動家

雨宮処凛

あまみや かりん

1975年、北海道生まれ。反貧困ネットワーク世話人。バンギャ、フリーター、右翼活動家などを経て2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)でデビュー。2006年からは貧困問題に取り組み、『生きさせろ! 難民化する若者たち』(2007年、太田出版/ちくま文庫)は日本ジャーナリスト会議のJCJ賞を受賞。著書に『学校では教えてくれない生活保護』(‎河出書房新社、2023年)、『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書、2024年)など多数。

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