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連載

「ナンパ」ってどうなの?

雨宮処凛(作家、活動家)

「ほーらやっぱり女は口説いてほしいんだろ?」という勝ち誇った声が聞こえてきそうだ。別に口説くのが悪いわけじゃない。だけど「女は常に口説かれることやナンパを待っているもの」という雑な意見が迷惑だ、というだけなのだ。

 世の中には、ナンパから生まれる恋もある。それで結婚する人だっているだろう。しかし、誰かの「性的自由」が誰かを犠牲にしたり、傷つけたりするものであっては決していけない。

 そんなことを主張すると、また「カタいこと言うなよ」とか言われるのだろうか。

 だけど、嫌なものは嫌、と言っておかないと、本気でわかってない人には伝わらないのだ。そしてその「本気でわかってない人」は、私が思うよりもずっと多いようなのである。

次回は3月7日(水)の予定です。

著者情報

作家、活動家

雨宮処凛

あまみや かりん

1975年、北海道生まれ。反貧困ネットワーク世話人。バンギャ、フリーター、右翼活動家などを経て2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)でデビュー。2006年からは貧困問題に取り組み、『生きさせろ! 難民化する若者たち』(2007年、太田出版/ちくま文庫)は日本ジャーナリスト会議のJCJ賞を受賞。著書に『学校では教えてくれない生活保護』(‎河出書房新社、2023年)、『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書、2024年)など多数。

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