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2024年、少女たちの置かれた状況を振り返る ~進む低年齢化、さらには大学生や中高年にも広がる性売買

仁藤夢乃(社会活動家)

 24年12月、大阪・梅田の路上が「立ちんぼ対策」で黄色く塗られた。2カ月前にそのアイデアが報じられた時、なんてばかなことを考えるのだろうと笑ってしまったが、実現した。行政も、それに賛同する市民も、性売買に関わる女性を排除し、人目につかないところに追いやることで問題を隠そうとしている。

 女性たちに責任を押し付けるまやかしの「対策」や、性搾取が温存されることで、買春等の利益を得ている男たちのあらゆる形での連帯に騙されてはいけない。現行法の「売春防止法」のように女性を処罰の対象とするのではなく、買春者と業者こそ罰する必要がある。日本では性売買が「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)」で事実上合法化されており、女性の人権が蔑ろにされていること。性の商品化は女性に対する差別であり、人権侵害であることについて市民の一人ひとりが気づき、問題意識を広げていくことが必要だ。

著者情報

社会活動家

仁藤夢乃

にとう ゆめの

1989年生まれ。中高時代に街をさまよう生活を送った経験から、10代女性を支える活動を行っている。これまでに夜の街でのアウトリーチ、シェルターでの保護や宿泊支援、シェアハウスでの住まいの提供といった活動を展開。第30期東京都「青少年問題協議会」委員。厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」構成員を務めた。TBS「サンデーモーニング」にコメンテーターとして出演中。著書に『難民高校生』(英治出版)、『女子高生の裏社会』(光文社新書)。

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