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連載

急逝した翁長雄志沖縄県知事が語ったこと

第13回

猿田佐世(新外交イニシアティブ代表)

 翁長さんが絶対に譲らなかったことが辺野古基地反対以外にもう一つある。沖縄に対する差別に毅然(きぜん)と闘うことだ。そのためには、日本政府などに対して強い言葉をぶつけることもいとわなかった。
「ウチナーンチュ、ウシェーティナイビランドー(沖縄の人をなめてはいけない)」
「イデオロギーでなくアイデンティティー」
 翁長さんが呼び起こした沖縄のアイデンティティー。翁長さんは、生前「ウチナーンチュが心を一つにして闘う時には、おまえが想像するよりもはるかに大きな力になる」と息子さんに語っていたとのことである。

 本当にあるべき沖縄とはどのようなものか。
 沖縄の方々が、いろいろなしがらみから解き放たれて一票を投じられる知事選となるよう心から願う。

著者情報

新外交イニシアティブ代表

猿田佐世

さるた さよ

1977年生まれ。早稲田大学法学部卒業。国際人道支援NGO活動などを経て、2002年に弁護士登録。08年、米コロンビア大学ロースクールにて法学修士号取得。09年、ニューヨーク州弁護士登録。12年アメリカン大学国際関係学部にて国際政治・国際紛争解決学修士号取得。著書に『新しい日米外交を切り拓く 沖縄・安保・原発・TPP、多様な声をワシントンへ』(集英社クリエイティブ、2016年)などがある。

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