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【今週のことば】図南之翼/人間到る処青山有り/一旗揚げる

集英社辞典編集部編

図南之翼
(となんのつばさ)

「図南」は、鵬(おおとり)が翼を広げて南に飛び立とうとしているという意味で、大志を抱いてことに当たろうとしていること。転じて、大事業を計画すること、また、その器量をたとえていう。
『駱賓王―夏日遊徳州贈高四』に記述がある。

〔例〕「これまでは、国内だけに目を向けていましたが、創立20周年を迎えて、わが社も、いよいよ図南之翼を広げて世界に雄飛したいと思います」などのように使う。

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人間到る処青山有り
(にんげんいたるところせいざんあり)

(「青山」は骨を埋める場所) 人間はどこにでも骨を埋める場所ぐらいはあるということで、故郷ばかりが墓所ではないことをいう。人間は大志を抱き、故郷を出て大いに活躍せよという教訓。蘇軾(そしょく)の詩に「此(こ)の処青山骨を埋むべし」とあることから、「青山」は「埋骨」の地をさす。また、この句全体は幕末の僧・月性の作といわれる「……骨を埋むる豈墳墓(あにふんぼ)の地のみならんや。人間到る処青山有り」から採ったものであるが、一説には月性の作ではなく、村松文三の詩だともいわれる。

〔類〕青山を埋むべし
〔会〕「おまえ、アメリカで暮らして日本料理屋を始めるって聞いたけど、大丈夫なのかい」「なんとか頑張ってみるよ。人間到(いた)る処青山(ところせいざん)有りっていうからさ。ところで、このことわざ、アメリカ人に通じるかな……」

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一旗揚げる
(ひとはたあげる)

意気込みを持って新しく事業を興す。また、意欲を持って新たな運命を切り開こうとする。「一旗揚げるんだと勇んで上京したものの、兄からはその後なんの連絡もない」

〔類〕旗揚げする
〔語源〕将となって兵を集め、戦いを始める意から。

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