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連載

親という存在(中学3年・Hさん)

第9回

Colabo(一般社団法人)

 今までずっと、「自分を産んでくれたから」「親だから」と言い聞かせて親の言いなりになってきた。何を聞かれても「何でもいい」と答えてしまう自分が情けない。いつだったかは覚えていないけど、親にすごい態度で反抗したことがある。その時は、心の中でためていた事を我慢できずに言ってしまった。その瞬間は、すごくスッキリしたけど、後々罪悪感が湧いた。親は最初、驚いた顔をしてたけど、数分後には「あんたなんて産まなきゃよかった」「うちの子どもじゃない」って言われた。
 それから、自分がどうしたいのか分からなくて、何がしたいのか分からなくて自分の意思を持つのをやめた。家では親(の頭の中)は自分の彼氏のことばかりで、私のことを邪魔だと言われる。でも、どんな事言っても親は変わらないし、一人しかいない。好きって言うより、正直嫌いって言った方がいいのかもしれないけど、親という大切な存在である。
 そうやって迷っていたら、Colabo(コラボ)のみんなに出会った。みんなは怒ったり殴ったりしないし、親身になって話を聞いてくれる。一緒に誰かとご飯を食べたり、何かをするのってこんなに楽しいんだって気付く事ができた。自分の意見や考えを聞いてくれるけど、考えたことがなかったから、答えられないことが多い。だから、他の人たちには、親とか家族とかの言いなりにならないで、自分の意思を持って生きてほしい。

著者情報

一般社団法人

Colabo

コラボ

『すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が搾取や暴力に行き着かなくてよい社会』を目指して活動する非営利団体。2011年に仁藤夢乃を代表として設立。10代の少女たちと支援する/される関係ではなく「共に考え、行動する」ことを大切にしており、虐待や性暴力被害を経験した10代の女性たちとともにアウトリーチや、虐待や性搾取の実態を伝える活動や提言を行っている。

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