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連載

私に努力しろと言うのなら、もっと大人も私を見る努力をして(14歳・Yさん)

第41回

Colabo(一般社団法人)

私は、幼い頃から家族が嫌いだった。

スパルタな勉強や、暴言、暴力(少し)、その他諸々あるけど主な理由はそんな感じ。あと私には兄と弟がいて、親は2人にも厳しかったけど、できのいい兄と末っ子には甘いらしく、私はあまり頭も良くなく、これといった長所もないので親が言いたい放題言ってくるということもある。

友達と勉強会を開いて、塾に通っている頭の良い友達に分からないことを聞けば、「同い年の友達に教えて貰うなんてどこまで無能なんだ」って言われて1日中父親が付きっきりで勉強して、分からない所があると殴られたりもした。1回怒られるにつき3時間以上説教、というか、もう暴言。

「お前はただ飯を食って寝ているだけの家畜の豚だ」とか、「バカ」とかって1時間言われ続けたり、「俺は子どもの時お前より痩せてた。このデブ」とか。

怒られてる時は泣くというか叫んでた気がするし、怖すぎて早く説教を止めさせようと、3時間くらいたってからはずっと「はい」って。反論しないで、同じ言葉をずっと繰り返してた。何でか知らないけど。

あとは、あまりにも罵られるものだから自信を完全に失って、心に空いた穴を埋めようと、わざと明るく振る舞った。そうしていないと自分を保っていられなかった気もする。おかげで自分は明るい性格で、誰とでも仲良くできたりはするけれど、そのせいで酷い目に遭うこともあった。

私が小6で兄が中3の時に、兄が有名な進学校を受験するための勉強のストレスか、私が寝てる間に性暴力をふるってきた(ていうかその前にも小3の何も知らない私に自慰を手伝わせたりしたけど、今思えばその時に親に言い付けていれば何かが変わってたかもしれない)。

親にばれて怒られたり殴られたりするのが怖くて、誰にも言わず寝ているふりを必死にしていたからか、兄は私が気付いていないと思って、性暴力は生理の時にゴミ袋を使って行為をする程に悪化していった。そんなことが1年続いて、生理が来なくなった日はとても絶望した。

誰かに言わなきゃと思い、考えに考えた結果、児相(児童相談所)に行き一時保護された。今は別居しているけれど、親とは合わなくて2回親戚の家に引っ越したし、とある理由で2回目に一時保護された時に警察と児相からいろいろと酷いことを言われ、兄からの性暴力が無ければ親と別居できなかったと思うととても怖い。児相は少し、警察は1ミリも信用できなくなった。

私がずっと明るい性格で通してきたからか、性暴力のことは信じている人と信じていない人が未だにいるし、両親の外面が良かったからか先生にも気付かれなかった。でも先生には、1日を勉強に使って夜に性暴力を受けて疲れていた様子とか、風呂は余裕で1週間入れないし、歯も磨けなかったし、服も同じ服を着続けていたり、そういう些細なことだけでも気付いてほしかった。表面だけを見て決め付けないでほしかった。

支えてくれる人が少しはいる今も、私はあまり人を信用できない。自分も信用できないのに、周りの人を信用できるはずがない。信用している友達にも内容が内容で相談できない。

親譲りの猫かぶりを使って、何とか問題児にはなっていないけど、潔癖症や不眠症のせいで周りに馴染めていない気がして、学校も行きにくくて不登校気味だ。自傷行為はしていないけど、中学生なのにピアスを開けている。少し周りと差ができてる気がする。

祖母が学校のことを完全に親に任せているので、最低限の連絡を取らなきゃいけないし、情緒不安定だし、やる気も出ないし、周りのものがどうしても汚く感じて息苦しい。普通を押し付けられて正直疲れている。Colabo(コラボ)の人や、薬が支えでどうにかなっているけど、身近な人も私を理解しようとしてほしい。逃げようとしてネットに依存してる気もする。もっと気楽に生きたい。

ここに書いたこともほんの一部だけど、どうしてまだ中2なのにこんなに考えなきゃいけないんだと思ってる。

自分は頑張ってるし、甘えているとは思わない。

著者情報

一般社団法人

Colabo

コラボ

『すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が搾取や暴力に行き着かなくてよい社会』を目指して活動する非営利団体。2011年に仁藤夢乃を代表として設立。10代の少女たちと支援する/される関係ではなく「共に考え、行動する」ことを大切にしており、虐待や性暴力被害を経験した10代の女性たちとともにアウトリーチや、虐待や性搾取の実態を伝える活動や提言を行っている。

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