imidas - 情報・知識&オピニオン

連載

ママへ、そして大人たちへ(18歳・Rさん)

第45回

Colabo(一般社団法人)

ママのこと大好き。

でも、距離をとりたいって思ったのいつからかな。中3くらいからかな。ママとママの彼氏と3人で暮らすようになってからずっと思ってきた。

でも、去年の6月にママの彼氏亡くなってからお互い不安定になったよね。きっとママはほんとに辛かったと思う。
でもね、その姿を見てるこっちもすごくしんどかったんだよ。それでも我慢してきた。ここ数カ月、結構仲悪くて家出したりもした。

家出しても、ママのことばっか考えてた。大丈夫かなとか心配してるかなとか。でも距離を取りたかったから。
一番はママの困った顔とか泣いた顔を見るのがすごく辛かった。喜んでる笑顔が大好きだから。嬉しそうな顔が見たくてクリスマスもお誕生日も祝った。ママの嬉し泣きで素直に喜んでる顔ほんとこっちまで幸せになる。

昔から悪さばっかして常に反抗期みたいで、実は申し訳ない気持ちでいっぱいなんだよ。

ママは、かなわない夢を追うのはやめなさい。どうせ自分が傷つくだけなんだからって言ったよね。でもね、自分を信じてみたいの。

やっと、ここまで頑張って生きてきた。そして初めて保育園の先生になりたいっていうここまで大きな夢が持てた。保育園の先生になって働いて、そのあと子どもシェルターを運営したい。

そして、社会からはじかれた子どもたち、社会や大人たちによって傷つけられた子どもたちが自分の人生を歩めるようなお手伝いをしたい。

美味しいご飯を食べ、安心できる場所で眠り、ごく普通の日常生活を送れるように。特別なんかじゃなくていい、ご飯を食べ、お風呂に入り、安心て眠る。そういう当たり前の生活をできる場所を作りたい。

いつか子どもたちに寄り添えるような大人になりたい。だから、誰がなんて言おうと絶対かなえる。

お前には無理だとかやめとけとか言われたとしても諦めない。春からは、自立して頑張る。うちはうちの道を歩む。

時間はかかるけど、自分の人生は自分で決める。そして自分で前に進む。だからママも自分の道は自分で決めて歩んでください。

最後に大人の人たちにお願いです。

どうか自分の子どもたち、あなたたちの身近な子どもたちの夢を奪わないであげてください。そして、その子どもたちのことをどうか応援してあげてください。

著者情報

一般社団法人

Colabo

コラボ

『すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が搾取や暴力に行き着かなくてよい社会』を目指して活動する非営利団体。2011年に仁藤夢乃を代表として設立。10代の少女たちと支援する/される関係ではなく「共に考え、行動する」ことを大切にしており、虐待や性暴力被害を経験した10代の女性たちとともにアウトリーチや、虐待や性搾取の実態を伝える活動や提言を行っている。

関連記事

新着記事

imidasの更新情報をお届けします。