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【今週のことば】城狐社鼠/裃を着た盗人/懐を肥やす

集英社辞典編集部編

城狐社鼠
(じょうこしゃそ)

城にいる狐(きつね)や社(やしろ)にいる鼠(ねずみ)を追い出すには、城や社を壊さなければならないので、たいへん困難であるという意味から、排除しにくい悪事をたくらむ家臣のことをたとえていう。
『晋書(しんじょ)―謝鯤伝』に、「王敦(略)謂鯤曰、劉隗奸邪、将社稷、吾欲君側之悪、(略)何如。対曰、隗誠始禍、然城狐社鼠也」とある。

〔例〕「社内機密の重要事項がもれたのは、たぶん組織の中枢部に城狐社鼠がいるからだ」などのように使う。

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裃を着た盗人
(かみしもをきたぬすびと)

役人でありながら、私腹を肥やす者のことをいう。役職を利用して、私利をむさぼる者のことである。

〔類〕衣冠の盗 
〔出〕俚言集覧(りげんしゅうらん)
〔会〕「役人の汚職が相変わらず多いね」「まったく、後から後からよく出てくるもんだね」「しかし、人のために尽くす人間のはずなのに。だれが許せないって裃(かみしも)を着た盗人(ぬすびと)がいちばん許せないね」

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懐を肥やす
(ふところをこやす)

不正な手段で、多くの利益を得る。「公共事業の発注をめぐって、市の開発部長が懐を肥やしたそうだ」

〔類〕私腹を肥やす
〔語源〕金を入れておく懐を、金で膨らませる意から。

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集英社辞典編集部編

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