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【和の心 暦と行事】小暑

文月(7月)

知っていますか? 日本の四季と暮らしが生んだ、暦やしきたりを紹介。

 1年を24の季節のめぐりに分ける「二十四節気」の中で、7月7、8日ごろは「小暑しょうしょ」に当たる。また、二十四節気の一つの期間は約15日なので、この7月7、8日ごろから7月22日ごろまでの15日間のことも「小暑」という。

 二十四節気の順番からいえば、6月22日ごろから7月6日ごろまでの「夏至」の次が「小暑」。そして、「小暑」のあとは、7月23日ごろから「大暑」となる。

大暑」は、まさに読んで字のごとしで、大いに暑い時期。1年の中で最も暑い15日間というのは誰にでもわかる。では「小暑」とは何か。これは、暑さの入り口。このあたりから暑くなりますよ。小から大へ、つまりだんだん暑くなっていきますよということ。

 この「小暑」のころから「暑中見舞い」を出し始める。「暑中」は「夏の土用の18日間」つまり「8月7日ごろの立秋の前の18日間」とする言い方でもあるが、小暑、大暑の期間を日本の夏の熱暑の時期という意味で大きくまとめて「暑中」とする言い方もある。

 手紙の季節の挨拶あいさつでいえば、「炎暑のみぎり」「猛暑の候」「厳しい暑さが続き」「暑気厳しい折柄」といった語句が増えてくる時期である。

 二十四節気の15日間をさらに「初候・次候・末候」の5日間ごとに分けた七十二候で見ると、「小暑」は次のようになる。

 初候は「温風至おんぷういたる」で、熱い風が吹き始める。次候は「蓮始華はすはじめてはなさく」で、蓮の花が咲き始める。末候は「鷹乃学習たかすなわちがくしゅうす」で、鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える。

 梅雨明けも近い。

(2009/07/03)

◆その他の暦と行事はこちら!【和の心 暦と行事】

著者情報

谷村鯛夢

たにむら たいむ

1949年生まれ。同志社大学文学部卒。「婦人画報」「25ansウエディング」「トランタン」などの女性誌の編集者、編集長、テレビコメンテーターを経て、現在、出版プロデューサー、コラムニスト。俳句集団「粗々会」同人、俳句誌「炎環」「馬酔木」会員。

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