台湾史上初、学生が国会を占拠した24日間
中国市場への夢ではなく言論の自由を!
邱雅筑(台湾文学研究者)
◆国会撤退後も拡がる公民運動の波
太陽花学運は、名前のとおり陽の当たる社会運動だったが、台湾には数多くの社会運動団体が存在し、陽の目を見ない地道な活動も多い。その一つ一つは独立しているように見えて、その抵抗の理念は重なり合い、互いの運動における活動の土台ともなっている。太陽花学運に影響を受け立ち上げられた「民主黒潮学生連盟」をはじめ様々な団体が、台湾各地で服貿反対運動を展開し、服貿を推し進めようとする議員の罷免を求めるなど、太陽花たちが巻き起こした公民運動の波は、確実に拡がり続けている。24日間というのは、プロローグでしかない。台湾の公民運動は、まだ始まったばかりだ。
著者情報
台湾文学研究者
邱雅筑
チョウ・ヤアチュウ
1985年台湾桃園県生まれ。2011年台湾大学日本語文学科修士課程修了、14年東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻修了。専門は、日本統治時期の台湾文学。14年4月より台北市在住。