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政治・経済

2022年の参院選から見えた自民党の女性認識~男性優位社会の政治は変われるのか

安藤優子(フリーキャスター、ジャーナリスト、社会学者)

(構成・文/加藤裕子)

 自民党に深く根付いた女性認識を変えることは、一朝一夕にはできないでしょう。しかし、自民党が変わらない責任は有権者の側にもあると思います。「前からお世話になっているから」「誰かに頼まれたから」「有名だから」ということではなく、自分たちの代表にふさわしいのはどういう候補なのか、認識を新たにしていかなければ、いつまで経っても、男性優位社会の価値観で選ばれた「勝てる候補」しか選択肢がないということになるでしょう。
 日本でも、10~20代はジェンダー意識が高い傾向があり、これはひとつの希望だと思います。私の恩師である三浦まり上智大学教授が共同代表を務める「パリテ・アカデミー」では、ジェンダー平等の政治の実現を目指し、政治家になりたい女性たちをトレーニングするプログラムを実施しています。最近、若い女性の参加が増えていると聞いていますが、こうした若い世代が「女性=家庭長」という性別役割分業を打ち破り、これからの日本の政治を変えていくことを、心から願っています。

著者情報

フリーキャスター、ジャーナリスト、社会学者

安藤優子

あんどう ゆうこ

1958年、千葉県生まれ。東京都立日比谷高校からアメリカ・ミシガン州ハートランド高校に留学、同校卒業。上智大学外国語学部比較文化学科(現:国際教養学部)卒。2019年に上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会学博士号取得。テレビ朝日系「BIG NEWS SHOW いま世界は」「TVスクープ」で国内外の取材レポートを担当し、「ニュースステーション」のフィリピン報道でギャラクシー賞個人奨励賞を受賞。その後、フジテレビ系「スーパータイム」「ニュース JAPAN 」「スーパーニュース」のキャスター、「直撃 LIVE グッディ!」の MCを担当した。2022年、博士論文を加筆・修正した『自民党の女性認識—「イエ中心主義」の政治指向』(明石書店)を出版。その他の著書に『ひるまない』(講談社)、『あの娘は英語がしゃべれない!』(集英社)など。

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