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新しい結婚のカタチ、「友情結婚」とは?(前編)~結婚相談所「カラーズ」の取り組み

黒川祥子(ノンフィクションライター)

「一人目か二人目のお見合い相手と成婚する例も少なくありません。友情結婚を求めているお相手候補の数は少ないのですから、その中で、一人一人大切にお見合いして、話し合いに進んでください、と最初に伝えているからかもしれません」

 その結果が、成婚率約39%という実績である。

「成婚率の高さには『恋愛関係がない』のと、『性的な相性を確認しなくていい』というのも、大きく影響しているかもしれないですね。恋愛結婚をしようとすると重要なネックになるポイントがふたつともないことで、冷静に判断できるのかもしれません」

 友情結婚とはまさに、新しい契約結婚だ。現代の結婚は恋愛至上主義に縛られがちだが、違う形の結婚があると思えば、私たちもどこか、楽になれるのかもしれない。
 自分の人生にとって何が大切で、何を守るために結婚するのか。どこに折り合いをつけて、人生をともに生きる伴走者を探すのか。「好き」という感情のために何かを譲歩する必要がない分、自身の人生観、価値観を見つめた上での結婚が、友情結婚となるのだろうか。
 友情結婚は間違いなく、新たな結婚と家族のカタチを示している。

【友情結婚の当事者3組4人に取材した後編はこちら!】

著者情報

ノンフィクションライター

黒川祥子

くろかわ しょうこ

1959年福島県生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。業界紙記者などを経てフリーライターとなり、家族の問題を中心に執筆活動を行う。2013年、『誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち』で第11回開高健ノンフィクション賞を受賞。著書に『熟年婚』(河出書房新社)。 また、橘由歩の筆名で『「ひきこもり」たちの夜が明けるとき』(PHP研究所)、『身内の犯行』(新潮新書)、『セレブ・モンスター』(河出書房新社)、『全国ごちそう調味料』(幻冬舎)、『県立!再チャレンジ高校』(講談社現代新書)、『PTA不要論』(新潮新書)、『8050問題』(集英社)、『心の除染』(集英社文庫)、などがある。息子が二人いるシングルマザー。

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