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性知識イミダス:ネットのアダルトコンテンツについて考えよう(後編)~ネットで「安心安全に」性を学ぶ仕組みをどう作るか

イミダス編

(構成・文/加藤裕子)

中島さん「いろいろな課題があるとは聞いていますが、たとえば今、『死にたい』と検索すると、グーグルやヤフーでは厚労省の相談窓口につながるサイトがトップに出てくるようになっています。これが可能になったのは、自殺は”絶対にいけない”という考え方が根底にあってのことだと思いますが、そういう意味では性教育や性被害についてはまだ軽視されているということなのかもしれません」

中島梨乃さん(提供:SEOセックスプロジェクト)

「SEOセックスプロジェクト」が署名活動を行う中、6月3日、ヤフーは内閣府と連携し、「性暴力」「強姦」などヤフー側が登録したワードで検索すると、全国の「ワンストップ支援センター」につながる短縮ダイヤルがトップに表示される運用を始めた(2021年6月13日「朝日新聞デジタル」)。「SEOセックスプロジェクト」の活動以前から、運用変更を検討していたというが、今後、他の検索エンジンは同様の動きを見せるだろうか。

前田さん「今回のヤフーの運用変更は喜ばしい変化だと思います。ただ、「ちかん・下校中」など検索ワードによっては、やはり以前と同じような結果が出るなどの課題も見られるので、さらにこの動きを進めていくことが大切だと考えています」

「SEOセックスプロジェクト」では3万人の署名を集めることを目標に、厚生労働省、文部科学省、内閣府と大手検索エンジン会社に要望を提出することを目指している。各省庁には「性に関する必要な情報を精査し、一覧にまとめたサイトを作るか、すでにある民間サイトの後援」を、また検索エンジン会社には「信頼できるサイトや緊急連絡先などが検索上位に出てくるような仕組みの見直し」を要望し、その際には、上位に上がることが望ましいサイトや、対象とするべき検索ワードの例なども提案する予定だ。

伊東さん「僕たちのプロジェクトに対して、とても多かった反応が、『アダルトコンテンツがネットにあふれていることが当たり前になっていて、こういう問題があるということに気づかなかった』というものでした。この活動が、ネットの性情報をめぐる問題の解決に意識を向けるきっかけになればと思います」

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