満州事変を契機として日中戦争、太平洋戦争と続く「昭和の戦争」が終結してから80年。自国が戦争の当事者であるという時代経験を持たない世代が大半を占める中、その記憶はどのようにして受け継いでいくことができるだろうか。
加害と被害、戦地と銃後、さまざまな側面から現代人が「あの時代」を「自分ごと」として考えるきっかけのための戦争特集。
隣組/国防婦人会/海軍精神注入棒/大本営発表/欲しがりません勝つまでは/代用食/敵性語/大陸の花嫁/灯火管制/赤紙(あかがみ)/一億総懺悔(ざんげ)/『日米会話手帳』/カストリ/「リンゴの唄」/カンカラ三線(さんしん)/勝札(かちふだ)・宝くじ/巣鴨プリズン/ヒロポン/パンパン/闇市(やみいち)
1月:内田百閒/2月:八代目林家正蔵/3月:山崎豊子/4月:清沢洌/5月:田辺聖子/6月:渡辺一夫/7月:島尾敏雄/8月:谷崎潤一郎 永井荷風/9月:福永武彦/10月:湯川秀樹/11月:堀田善衞/12月:太田静子
◆「あの戦争」と「いま」をつなぐ~『1945 最後の秘密』刊行記念対談(三浦英之)
・終戦直前、17万人の新潟市「原爆疎開」を決断した義父・畠田昌福知事の記憶
(随時更新)